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山背古道お茶探検隊・活動日誌

京都式手揉み茶体験(2001年12月2日)

今回の手揉み探検は林屋師範と石原さんの段取りで実施。いままで体験した手揉み茶は静岡式と呼ばれるものでしたが、今回は京都式。静岡式との一番の違いは、板ずりという工程が入ること。用意していただいた茶葉は本場宇治のなかなか良いお茶の様子。あらかじめ荒揉みを済ませてから冷凍してあったとの事で緑色もしっかりとしています。現地レポートは石原さんのメールから転載です。 

 京田辺市普賢寺にて手もみ茶の体験をしました。初参加の方も含めて11人のメンバーです。久々に、安藤隊長もご家族揃っての参加でした。

    


 
 山下名人はじめ、保存会のみなさんのご指導の下、一同緊張の面持ちで、二基の焙炉に向かいました。何気ない名人の手の動き、同じように真似ているつもりなのに何故か茶葉はこちらの言うことを聞いてくれない。

 名人の茶葉は、一塊になって纏まり、手の中でリズミカルに揉み上げられていくのに、私達は、その半量を持て余し、焙炉の上に広がって早々と乾いてしまうのでした。


 (茶の葉は、女の人の肌のようにしっとり柔らこう揉むのや。爺さんの足の裏みたいに、ガサガサになったらあかんで)手に力の入る私達に比べ、プロの技は腰を据えて、体重を使ってかなりの力が、かかっているようでした。


 

 

←これがうわさの板ずり


 数年来修行中という地元のお兄さんたちの炉より30分も早く乾いてしまった私たちのお茶でした。でもこの達成感!!


濃いモスグリーンの、つやつやした、お茶は針金のように揉み上げられ、口に入れるとホリホリ崩れ、甘味と香りが一杯に広がました。(自分たちの力で)と言い切りたいところですが、途中何度か名人の救援をいただいたお陰と、そっとご報告申し上げます。

区切りのバー

さて、石原さんが仕上がったお茶に新潟のおけさ柿を添えて早速に我が家に届けてくださいました。

本当に針のように仕上がってます

薄い目の水色でも香り味は濃厚

佐渡のおけさ柿といっしょにteateime

区切りのバー

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