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山背古道お茶探検隊・活動日誌

日本の紅茶

 

紅茶も緑茶も、もとになるお茶は同じ物です。(もちろん、緑茶に適した品種、紅茶に適した品種はあります)お茶は、葉の中に酸化酵素をもっていて摘んでほっておくと発酵して茶色くなります。緑茶は、摘んですぐに蒸すか炒って酵素を働きを止めてしまうため、緑色をしています。

ということは、日本茶用のの茶葉でも紅茶ができてしまいます。また、日本で作られた紅茶用の品種というのも存在します(べにほまれ、べにたちわせ等)更に、日本で本格的に紅茶を生産していた時期があり、盛んに輸出が図られました。しかし、インド、セイロン(スリランカ)といった紅茶生産適地を擁するイギリス紅茶に太刀打ちできず、事実上、日本での紅茶生産はなくなりました。

しかし、消費者の緑茶離れへの危機感も相まってか、茶農家での紅茶づくりへの挑戦が始まっています。ここでは、お茶探検隊で試飲した国産紅茶やこれから飲んでみたい紅茶などを紹介します。

「きつき紅茶」・・・きつき紅茶(TEL:0978-63-3704)わたくし(白髪雀)が初めて飲んだ国産紅茶。大分空港のショップで入手。お茶探検隊で作った手作り紅茶に似た味で、日本で紅茶を作るとこのような味になるのかと感心いたしました。

「出雲国産紅茶」・・・西製茶所(http://y7.net/nishiseicha)1985年より生産を始めたそうです。楽天市場に出展されているイートハーブで購入したのですが、製造元で直販を始めているようです。あっさり系でストレートティで何杯でも飲めるお茶です。緑茶種用の茶葉を使っているのですが、べにひかり、べにふうきと言った紅茶用の品種を植えられたようで、この木から生産される紅茶が楽しみです。

「伊久美工夫89」・・・炒菁研究中心(0547-39-0077)日本種を使いウーロン茶製造機械で作られているそうだが、香りはやはり日本紅茶。探検隊師範代の長竹さん(茶香房 長竹)に頂いた紅茶。当然ながら静岡産。

「紅たちわせ・べにほまれ」・・・インターネットショップのChaCha元さん(紅茶亭 http://members4.cool.ne.jp/~chachamoto/)にて購入。こちらも杵築(大分県)産。今回、確認のため、ショップを訪問したが、べにほまれは置いてませんでした。


左から、「紅たちわせ」「べにほまれ」「出雲の紅茶」

 国産紅茶は概して味がおとなしい様なのですが、伊勢の方に、苦み走った紅茶があるようです。いろいろ調査するも所在不明。ご存じの方がいらっしゃればお教えください。

以下は、勝手にリンクの今後飲んでみたい国産紅茶。飲まれた方は、感想などお寄せください。

「無農薬紅茶」・・・埼玉県狭山の増岡園さん(http://www.cnet-sc.ne.jp/marusin)狭山茶の品種茶(緑茶)も通販されています。早速、購入予定。

「丸子紅茶」・・・オフィス Tさん(http://www.pa-se-ri.ne.jp/tokusan/mariko/mariko.html)静岡県丸子で作られている紅茶。アッサム茶の原木の種を日本に持ち帰った茶樹からつくられた「丸子紅茶」のほか「紅富貴」「紅光」を使った紅茶。かなり濃厚な味との事。

「うれしの紅茶」・・・相川製茶舗さん(http://www.smilepapa.com/~aikawa/)嬉野にも紅茶がありました。

日本の紅茶は、無農薬有機栽培と結びついているようです。ご紹介した国産紅茶の他、福岡県吉井で見かけた、試作中の紅茶。京都の南山城で作られている紅茶等々、入手できましたらご紹介いたします。

 


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