奇古堂(JIGNTANG) |
沈甫翰氏は、どうも親日家のようである。来日の折には長竹さんのお店に立ち寄られたりするそうな。そんな訳で、沈さんは待ってましたとばかりに店に招き入れお茶を振る舞ってくれるのである。 時間は何時間あるのですかと問われ、三時間コースを設定。沈氏は理論家である。良い茶葉と良い茶器を使えば茶葉はほんの少しで良いとのこと。一人一グラムとカード型の秤を持ち出し実証的に茶を入れてくれる。良いお茶は何度でも淹れることが出来て結局特です。うちで淹れた茶殻は隣の店で貰っていきます。翌日淹れても美味しい、とのこと。茶壺は超小型。茶杯は超薄型。指ではじくと欠けそうである。茶器も抽出方法も永年を掛けて試行錯誤した様子。 ![]() ![]() 鳳凰単そう(木偏に叢) 表の店に行きましょうと福華大飯店地下の店をでて、建国南路一段にあるビルの一室に案内される。茶器骨董が所狭しと置かれている店内の中央、大きなテーブルを前にして沈さんの口はますますなめらかに。最近では一人千円(98年時点)電話予約で茶会を開いてくれるそうである。(今回はもちろん長竹さんの顔で無料?)
一式一七万円なりのお茶道具。竹の入れ物に入った携帯用の茶器セット。等々物欲をそそる品々を前にして、予算も限られているので二人用の小さな茶壺と杉林、阿里山など茶葉を少々仕入れて退散いたしました。 |
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