インパク

山背古道お茶探検隊・活動日誌

紅茶づくりに挑戦(97年12月7日)

今回は、いよいよ「紅茶づくり」挑戦です。紅茶のプロ安藤友二先生に来ていただき、この季節紅茶づくりには無理があると言われながら無謀な試みをしてみました。

紅茶づくりは、摘んだ茶葉を一晩萎凋(自然乾燥)させなければなりません。このため、安藤先生が古背茶園と先生の奥さんが作られている茶園から昨日のうちに摘採してくれていました。萎凋させた葉は揉捻。茶葉の汁を出して酸化酵素が働きやすくします。

このあとは発酵です。しばらく時間がかかるので、古背茶園の様子を見に行きました。

そうこうしているうちに、発酵が進み、緑のお茶が紅茶の茶色に変化しています。仕上げは乾燥。なるべく手早く乾燥させねばなりません。電子レンジとヘアドライヤーを使ってひたすら乾燥。見事に、紅茶になりました。

長竹料理人の今日の料理は、紅茶を挽いてお抹茶にしたものです。結構なお手前でございました。

茶園の様子
茶園の手入れ
清水由貴子さん
特別ゲスト清水由貴子さん
じゅうねん作業
揉捻作業
袋に入れて更に揉捻
揉撚作業
電子レンジを使った乾燥
電子レンジによる乾燥

できあがった紅茶
紅茶の出来上がり

皆で試飲
試飲会
長竹さんの紅茶手前
紅茶のお抹茶

紅茶も緑茶も、もとになるお茶は同じ物です。(もちろん、緑茶に適した品種、紅茶に適した品種はあります)お茶は、葉の中に酸化酵素をもっていて摘んでほっておくと発酵して茶色くなります。緑茶は、摘んですぐに蒸すか炒って酵素を働きを止めてしまうため、緑色をしています。

この時期、紅茶づくりが無謀なのは、葉がかたくなってしまっていて酵素の入っている葉汁がうまくでない上、温度が低いので発酵が進まないためです。


活動日誌TOPへ
紅茶の話題へ
紅茶の話題へ