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蒸し茶の製法

新茶の製茶を京都府立茶業研究所に依頼しました。

古背の茶園から運ばれたお茶の行方を追いつつ、日本茶の一番ポピュラーな製法である蒸し茶の工程を説明します。

基本的な工程は、蒸し→揉捻→乾燥を経て荒茶ができます。

蒸し過程・・製茶工場では、高温蒸気で短時間蒸します。蒸すことにより酸化酵素が破壊され葉緑素と味の成分が固定されます。

揉捻では、蒸した茶葉を丹念に揉みお茶の成分を抽出し易くします。また、茶葉のなかから水分を追い出していきます。
コンテナで生葉を投入
搬入
蒸したお茶を製茶ラインへ運ぶコンベア
リフトで製茶ラインへ
蒸し機の外観
蒸し機
粗揉機の外観
粗揉機
揉捻機の外観
揉捻機
中揉機の外観
中揉機
精揉機の外観
精揉機
乾燥機の外観
乾燥機


完成したお茶を見る
完成

揉捻である程度水分を抜いた茶葉は最後に乾燥機に掛け、十分に水分を取り去ります。

こうしてできるのが荒茶です。製品として売られるお茶は、この後、仕上げ乾燥、選別の工程にかけられます。



茶業研究所はお茶の品種改良や加工技術の改善、成分分析等に取り組んでいる施設で府下の茶生産者の指導等も行っています。

所内には、茶園20000uと実験室を含む本館、製茶工場、ガラス室(温室?)等の施設が並んでおり、手もみの焙炉を備えた小屋などもあります。

本来は、品評会用のプロ向けの茶を製茶しているのですが、今回は、無理をお願いして私たちのお茶も製茶して頂きました。


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