|
福岡在住のトウシンバットさんからのメールより。(少しだけ編集させていただいています) 私の覚えている、母のバター作り方は、まず乳の集めから始める。家に牛一匹を飼っていました。毎朝母が搾って来た乳(3、4リトル)を、ゆっくりと加熱し、沸騰まで(乳の沸点は80度らしい),それて冷やしったら,乳の表面に薄い膜が出来る.それを集めるんです.それが,バター作りの最初の製品です.実はそれを牛乳ティーに少々入れて飲むなら,バター入れるより旨いです.普段バター入れるより,それを入れて飲む方がモンゴルのほうで多いと思います.バターの香りより乳の旨さを最大に出してくれるでしょうか。 バターを作りたいなら、その乳の膜を、少なくとも500gまで収集し、そこからバターを分離する段階になるでしょう。ここで、バター以外の成分を融かしてくれる液体が要ります。普通モンゴルでは、ヨグルドから他の製品を作るとき、出る残り液(これがないなら水でもよいですが、旨さが落ちていく)を使います。それを容器に入れ、上にその乳の膜を入れ、棒でぐるぐるかき混ぜる。大体1時間ぐらい、この作業を続ける。バター以外の成分がだんだん液体に融けてゆくにつれ、軟らかい、旨い、食べてもまだ食べたくなる手作りのバターが出来上がる。 手作りのバターという言葉で、以上を参考ということで.... トウシンバットさんからは、日本の牛乳でこのようにできるかどうかは定かでないとの注意を受けています。 恐らく、牛から搾った牛乳を使えば同様にできあがると思いますが、市販されている牛乳では、そのままバターの原料には使えないようです。一般市販されている牛乳の問題点については「特別牛乳は何が特別か」を参考にしてください。 市販牛乳から手作りでバターを作る方法を載せたホームページなどもあるようですが、それによると、少なくとも生クリームを加える等の加工が必要なようです。 |
![]() 15回お茶探検へ |